代表選出馬の決意(一揆から潮流へ)HOME ・代表選挙に際しての4大方針 ・候補者プロフィール ・私の考え方

<私が共同代表になった際には、現在のれいわ新選組における”マニフェスト”、つまり「れいわニューディール(衆21)」(参22)等における公約を原則的にすべて継承いたします。さらにこれに加え、以下を私独自の方針として、党の公約として掲げることを検討します>
財政/金融政策/税制 ・住宅政策 ・雇用/労働 ・自動車税制の改善 ・ヘイト規制 ・教育/文化
憲法問題(第9条) ・自衛隊/防衛 ・対米自立(在日米軍等) ・外交/歴史観
 ・核燃料サイクルの放棄(原子力政策)

<私が共同代表になった際には、現在のれいわ新選組における公約に加え、以下を党の公約として掲げることを検討します>


<核燃料サイクルの失敗を認め、これを放棄します>

・戦後日本の国策とされた核燃料サイクルは完全に失敗しており、巨額の税金を投入してもなんら進展せず、一刻も早い核燃料サイクルの放棄を求めます。

<核燃料サイクルとは?>
 国が進めてきた核燃料サイクルは、資源が少ない日本が、原料の輸入に頼らないエネルギー=つまり原子力発電を自前で循環するシステムのことを言います。そのシステムは次の通りです。まず「高速増殖炉もんじゅ」で、投入したプルトニウムよりも多い量のプルトニウムを生み出します。生み出されたプルトニウムは、六ケ所村の再処理工場で「処理」され、「MOX(もっくす)燃料」とされる特殊な燃料に加工されます。このMOX燃料等を用いて「もんじゅ」でさらに発電します。そうすると、日本は原子力エネルギーの完全自給ができます…という建前ですが、実際は完全に破綻しています。

・核燃料サイクルの中核をなすもんじゅは、数々の事故を引き起こしたのち、2016年に廃炉が決定されました。もんじゅが廃炉となった以上、核燃料サイクルを継続する意義はありませんが、国はなおも核燃料サイクルにこだわり続けています。

 さらに、使用済み核燃料を「MOX燃料」に加工するための青森県六ケ所村の再処理工場は、本来ですと1997年に完成する予定のはずが、未だに完成していません。再処理工場が稼働できないので、使用済み核燃料はたまる一方で、貯蔵場所に余裕がありません。このような異常な状況にもかかわらず、「原子力発電所の再稼働や新設」の議論が出てくるのは、到底理解できるところではありません。

<なぜ核燃料サイクルは失敗したのでしょうか>
―直接的には「高速増殖炉もんじゅ」の失敗が原因です。ではなぜ失敗したのかと言えば、高速増殖炉という技術自体が複雑すぎて、現代の人類の科学技術ではどうしようもできないことが判明したからです。高速増殖炉は欧州やアメリカでも建設されましたが、技術的な困難を伴うことが分かったため、現在は開発そのものから撤退しています。

<なぜ核燃料サイクルに拘るのでしょうか>
―失敗が明白な核燃料サイクルに、何兆円という税金を費やしてもなお、継続しようという国の意図は何なのでしょうか。ひとつは、「一度決まったことは破滅するまでやり続ける」という日本の硬直的な官僚制や政治風土があります。もうひとつは、核燃料サイクルの維持は、「将来日本が核武装をしようとしたときに役に立つ」と考えている人々がいるからです。日本は大量のプルトニウムを国内外に保有することから、その目的が真に平和目的なのかについて、疑問視する声もあります。あえていえば「核武装など一切考えていない」と表向きには主張して、その真意を糊塗(こと)したいがために、ことさら平和利用である核燃料サイクルの推進に拘っている、とみなすこともできます。